「OpenWork(オープンワーク)って学生でも無料で使えるの?」
「社会人しか口コミを見られないんじゃないの?」
OpenWorkは社員や元社員の口コミ・年収・残業時間などを公開する国内最大級の企業クチコミサイトで、社会人だけでなく就活生からも強い支持を得ています。
筆者自身、学生の時にOpenWorkを無料で利用していました。結論から言えば、OpenWorkが提携している転職サイトに無料登録するだけです。
本記事では、学生が『OpenWork』を無料で利用する具体的な方法から、見られる情報の範囲、社会人アカウントとの違い、就活への活かし方までを徹底解説します。さらに、実際に利用した学生の口コミや、キャリアの専門家による活用アドバイスも紹介します。
学生がOpenWork(オープンワーク)を無料で使う方法
学生でもOpenWorkを無料で使うことができます。通常、社会人が利用する場合は「自分の勤務先の口コミを投稿する」ことで他社の情報を閲覧できる仕組みです。
一方、学生の場合は投稿ができないため、就活サービスに無料登録するか月額料金(1,980円)を支払うことで企業の口コミを閲覧できるようになります。
無料でOpenWorkを利用したい学生は、『OpenWork』の公式サイトから就活サービスに無料登録してみてください。
キャリア状況 | 登録方法 | 主な利用目的 |
---|---|---|
学生 | ・就活サービスに登録←おすすめ ・月額料金(1,980円)の支払い | 就活の企業研究・志望動機づくり |
社会人 | ・勤務先情報+口コミ投稿 ・Web履歴書の提出 ・月額料金(1,980円)の支払い | 転職活動・業界比較・職場環境分析 |
学生がOpenWorkを使うメリット
- 企業文化、働き方の実態が分かる
- 年齢や入社年次ごとの年収を把握できる
- 就活の志望動機作りに活用できる
『OpenWork』は2025年2月に学生ユーザー数が30万人を突破し、就活生のほとんどが利用しています。
OpenWorkの学生ユーザー数、初の30万人を突破!就活生の「約3人に2人」以上が社員クチコミを活用
引用:共同通信プレスリリース
気になる企業の口コミ、平均年収、残業時間、ワークライフバランス評価など、就活に必要な情報は十分に確認できます。
学生が『OpenWork』を活用する最大のメリットは、「リアルな企業内部の情報を就活前に把握できる」ことです。就活サイトのように企業側が発信する情報だけでは、実際の働き方や評価は分かりません。OpenWorkは社員のリアルな声を基にした情報源であるため、企業選びの精度が格段に上がります。
① 企業文化や働き方の実態が分かる
OpenWorkでは、社員が投稿した「ワークライフバランス」「組織体制」「人事評価」「退職理由」などのデータを閲覧できます。たとえば、「残業月40時間」「上司との関係がフラット」といった情報は、就活生にとって貴重な判断材料です。筆者が大学4年生の時にOpenWorkを利用した際も、内定先の口コミを比較した結果、社員満足度が高い企業を選び、入社後のギャップが少なかった経験があります。
② 年齢や入社年次ごとの年収を把握できる
就職活動では給与水準をオープンに語る企業は多くありませんが、OpenWorkでは職種別の年収データが平均値として公開されています。特にコンサル業界や外資系企業を志望する学生にとって、年収比較はモチベーションアップにもつながります。
年齢や入社年次の年収を見ることで、ライフプランの設計に役立ちます。
③ 就活の志望動機作りに活用できる
口コミの中には、社員が感じている「企業の強み」や「課題」が明確に記載されています。これを参考にすることで、志望動機に具体性を持たせることができます。たとえば「御社はOpenWorkで『社員の成長支援に積極的』という口コミが多く見られたため、自分の成長志向と一致しました」と述べると説得力が高まります。
学生がOpenWorkを無料で使うための登録手順
学生が『OpenWork』を無料で利用するための登録手順は非常に簡単です。以下の流れに沿って登録を行います。
登録時には、キャリア状況欄で『学生』を選択してください。

就職サービス登録プログラム(学生向け)から、就活サービスに無料登録すると、30日間無料で企業の口コミを閲覧することができます。
実際のOpenWork学生ユーザーの声
『OpenWork』を利用した学生の口コミを見てみると、以下のような意見が多く見られます。
「就活の初期段階で、企業の内部事情を知れるのがありがたい」
「説明会で聞けない“本音の評価”が多く、企業選びの参考になった」
「ベンチャーと大手を比較するときに、ワークライフバランスや評価制度を定量的に見比べられた」
一方で、「口コミが古い企業もある」「ネガティブな投稿が目立つ」といった声もあります。情報の信頼性を判断するためには、複数の口コミを横断的に確認することが大切です。
注意点:OpenWorkで学生が誤解しやすいポイント
『OpenWork』を使う際には、以下のような注意点も理解しておきましょう。
- 口コミは個人の主観である
- 企業によって投稿数に差がある
- 投稿の鮮度を確認する
① 口コミは個人の主観である
口コミはあくまで個人の体験に基づくため、全員に当てはまるとは限りません。特に極端に高評価・低評価の投稿は、特定の部署や時期の影響を受けている可能性があります。
② 企業によって投稿数に差がある
有名企業ほど口コミが多く、地方企業や中小企業では情報量が限られます。その場合は、同業他社の口コミや転職会議など他サイトと併用するのが効果的です。
③ 投稿の鮮度を確認する
投稿時期が古い場合、制度や評価基準が変わっている可能性があります。閲覧時は「投稿日」を必ずチェックしましょう。
OpenWorkと他の口コミサイトを比較
口コミサイトには他にも「転職会議」や「ライトハウス」などがありますが、OpenWorkは信頼性・データ量ともに群を抜いています。以下の比較表をご覧ください。
サービス名 | 主な特徴 | 学生利用可否 |
---|---|---|
OpenWork | 口コミ数最多。評価スコアが詳細(年収・残業・成長環境など) | 学生利用可能 |
転職会議 | 中小企業の情報も多く網羅的 | 学生も一部閲覧可 |
ライトハウス(旧カイシャの評判) | 口コミが短文で見やすい。企業文化をざっくり把握可能 | 学生も一部閲覧可 |
学生が本格的に就活に活かすなら、詳細な年収データ・評価指標を持つ『OpenWork』が最も有用です。
まとめ:学生がOpenWorkを無料で活用するコツ
筆者は大学時代にOpenWorkを活用していた経験があります。説明会やOB訪問では分からない社内文化や成長環境を事前に把握できたことが、面接での説得力につながりました。
『OpenWork』は、学生でも条件付きで無料で使える強力な就活ツールです。気になる企業の口コミを閲覧でき、企業文化・年収・残業・成長環境などをリアルに比較できます。ただし、情報は主観的であり、複数の口コミを見比べて判断する姿勢が重要です。
企業の「公式情報」と「社員の声」を掛け合わせて分析することで、就職後のミスマッチを防ぐことができます。学生のうちにOpenWorkを上手に使いこなせば、社会人になってからもキャリア形成に役立つリテラシーが身につくでしょう。
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